大学生にとって「夏休み」は年中行事の中でも楽しみなイベントが盛りだくさん。コロナ禍で規制があった昨年までと違い、友達や恋人と楽しく過ごしたいと考える方も多いのではないでしょうか。
「何か思い出に残ることをしたい!」という気持ちがあっても、何をしていいのかわからず、結局グダグダと休みを過ごしてしまうことも「夏休みあるある」の1つです。
本サイト編集部では2022年の夏休みを過ごした大学生に、何をして過ごしたのかのアンケート調査を行いました。先輩大学生が行ったことや、後悔したことを参考に充実した夏休みにすることの参考にしてください。
<2023年調査の「夏休みのオススメ旅行先16選!大学生500人に聞くアンケート」の記事はこちら>
夏休みを活発に過ごすと非難される?
夏休みを思いっきり楽しみたいと考えている一方で、活発に活動すると誰かに非難されてしまうのではないかと不安に思う方もいるでしょう。
ですが、過度な心配はいりません。
- ワクチン接種が進んだ
- サービス提供者側の対策が進んだ
- 個人での対策に慣れた
- 感染症に対する理解、知識が広まった
- 国や自治体が旅行を促すキャンペーンや施策を行っている
コロナ3年目ということもあり、1人1人がウェズコロナの新しいライフスタイルに慣れてきており、だんだんとアクティブに活動する大学生が増えてきています。
これは、大学生に限らず世間全体での風潮です。
実際に当サイトが行った調査でも、2022年の夏休みは2021年の夏休みに比べてアクティブになったと回答する学生は71%と大多数を占めています。
また、夏休みを誰と過ごしたのかという質問でも、少人数のグループ(4人以下)や大人数のグループ(5人以上)、家族や恋人と回答する方が多く、「極力1人で行動する人」は減ってきています。
もちろん、リスクを踏まえたうえで自分で意思決定をする必要がありますが、「絶対に自粛しなければいけない」ということはありません。
夏休みの過ごし方!大学生が実際にしたこと
当サイト編集部で行った「夏休みの過ごし方」に関する調査で、多くの意見が集まったことをランキング形式で紹介します。
調査期間:2022年09月19日(月)~2022年09月22日(木)
調査対象:全国、ガクセイ協賛に登録する約600の学校の学生
調査方法:インターネット調査
対象者数:4年制・短期大学・専門学校を含む学生488名
1.アルバイト
最も多くの意見が集まったのは「アルバイト」でした。
普段の生活よりも特別な活動やイベントを行うのであれば、もちろん普段の収入よりも多く稼ぐ必要があります。
1人1人のやりたいことはバラバラですが、そのためにアルバイトをして過ごすということは共通であることから意見が集約する結果となりました。
選択肢を増やすという意味でも、まずはアルバイトをして過ごすことを考えてみるといいでしょう。
夏休みなどの大型連休期間は、お店にとっても繁忙期であることから求人数も多くなります。「リゾートバイト」や「短期バイト」など休みの間だけ働くことができる便利な求人も多数あるので、求人サイトで好みのお仕事がないか探してみてはいかがでしょうか。
2.自宅でゆっくり過ごす
夏休みだからといって絶対に何か大きなことをしなければいけないなんてことはありません。自宅でゆっくり過ごすことも選択肢の1つでしょう。
最近では、スマートフォンやパソコンで無料で楽しめる娯楽・サービスも充実しています。
自分はインドア派で外出が苦手という方や、暑さが苦手という方は自宅で快適に夏を過ごすのも良いでしょう。
3.国内旅行
大きなイベントごとの中でも最も人気が高かったのは「国内旅行」でした。
どこに行くかにもよりますが、費用や日数、準備期間など実行までのハードルはそこまで高くないので、旅行をしてリフレッシュしたいとお考えの方はまずは国内旅行を検討してみると良いでしょう。
4.帰省
実家に帰省することも夏休みの過ごし方の1つです。地元の友達と再会という目的も一緒に達成することができます。
これから社会人になり忙しくなると手軽に帰省できなくなってしまうことも多いです。大学生のうちに実家に帰り、親孝行をしておくのも良いのではないでしょうか。
5.夏祭り
夏の時期に開催されるお祭り、縁日、花火大会も夏の風物詩の1つです。夏の特別の日だからこそ、浴衣を着て非日常を楽しむのも良いでしょう。
出店での買い物など、多少の出費はありますが、お金をかけずに楽しめるという点も魅力的です。
6.部活やサークル活動
部活やサークル活動を熱心に取り組むことも夏の過ごし方の1つです。
集中的なトレーニングを計画するも良し、メンバーとの親睦を深めるも良し、合宿を計画するも良しです。
7.勉強
夏休みだからといって遊ぶことだけが選択肢ではありません。勉強に勤しむのも良いでしょう。夏休みのうちに頑張っておくことで、卒業が楽になることは多いです。
とくに理系や、大学院に進学した方などは通常の授業がない夏休みの期間にしっかり研究を進めておきたいと考える学生が多いようです。
8.海、プール
暑い時期だからこそ、海やプールでおもいっきり遊ぶことも夏の醍醐味です。
眺めて楽しむことも、泳いで楽しむこともできます。また、オシャレな水着を着れるという点も海やプールならではの魅力です。
そのほか、海やプールは出会いの場としての一面もあるため、恋人を作ることを目標にしている方にもおすすめです。
9.アウトドア
自然や非日常を味わえるアウトドアも人気レジャーの1つです。代表的なものはキャンプですが、ハイキングやサイクリング、登山、ラフティング、サウナテントなど自分の好みのアクティビティを選べる点も魅力的です。
人混みが苦手な方や、コロナ対策をしっかりしたい方にもおすすめの過ごし方です。
10.フェス、音楽イベント
毎年夏休みの時期に開催される音楽イベントに参加するのも良いでしょう。音楽が好きな人にとっては忘れられない思い出となるはずです。
自分の好きなアーティストと一緒に歌ったり踊ったりすることで高揚感が高まります。思い切り騒いでリフレッシュしたいという方におすすめの過ごし方です。
11.免許や資格
大学の勉強だけではなく、自分の興味のある資格や免許にチャレンジするのも良いでしょう。
もっともポピュラーなものは「自動車免許」です。夏休みの限られた期間となる免許合宿を選択する方が多いです。免許合宿は旅行や出会いの場としても楽しめるため、資格取得だけでなく思い出作りを目的とすることもできます。
そのほか、簿記やTOEICなど仕事や就活で有利になる資格も人気です。今後、社会人になってから働きながら勉強することはより一層努力が必要になります。興味のある資格があれば夏休みを活用して勉強してみてください。
12.サマーインターン
夏休み中にサマーインターンに参加することができます。インターンとは学生向けの就業体験のことです。興味のある企業で働いてみることで、自己研究や業界研究をすることができます。
3年生だけでなく、1・2年生を対象としたインターンも多くありますので、学年に関係なくチャレンジすることができます。
注意点として、応募時期が5月〜7月となることが多いため、8月後半などに思いつきで行動することは難しいです。興味がある方は事前に情報をリサーチして準備を進めましょう。
13.海外旅行
国内旅行に比べると、費用や日数、準備期間などハードルは高くなりますが、海外旅行にはたくさんの魅力があります。
とくに景色やライフスタイル、グルメ、文化など日本では体験できない非日常を味わえることは海外旅行を選ぶ大きなメリットです。
大学生の長い夏休みを利用してしっかり働く期間を設ければ、旅費を稼ぐことができるので「難しそう」とネガティブにならず、興味があればチャレンジしてみることをおすすめします。
14.その他
- スポーツ
- スポーツ観戦
- トレーニング
- 恋愛
- ボランティア
- グルメ、お酒
- 映画、ドラマ
- ゲーム
実際に意見が集まったアクティビティ・レジャーのほかにも、スポーツや筋トレ、恋愛にボランティアなど夏休みの過ごし方は多数あります。
大学生の夏休みは人生で4回(短大なら2回)しかありません。自分にとって有意義な時間とは何かを見直し、後悔の残らない夏を過ごしてください。
先輩大学生に聞く夏休みの失敗談
夏休みを有意義に過ごすために、先輩大学生に「夏休みの失敗談」や「満足できなかった理由」をアンケート調査してまとめています。
日焼けしすぎてしまった
まず最初に挙げられる失敗談は日焼けです。
長時間日差しを浴びる活動をする場合は注意が必要です。とくに海やプールなど肌の露出が多くなるシーンでは対策は必須です。
もちろん、日常生活でも日焼けをすることはあるので、自分はインドア派だからといって安心している方は要注意。
熱中症になってしまった
ついつい、遊びに夢中になってしまう気持ちもわかりますが熱中症には注意が必要です。炎天下の自然環境で長時間過ごす場合、建物内でもライブ会場など人の熱気が強い場所では、自分の体調を気遣いましょう。
自宅にいる場合や日常生活でも熱中症の危険はあるので、こまめな水分補給を心がけましょう。
エアコンなどの電気代が高くなってしまった
エアコンのつけすぎで電気代が高くついたという話も夏休みの失敗談にはつきものです。今年は特に電気代の高騰が原因の1つかもしれません。
快適に過ごすためにエアコンを付けることはもちろん大切ですが、夕方や夜の涼しい時間帯は窓を開けて過ごすなど、光熱費や環境への配慮もお忘れなく。
夏バテ・夏風邪になってしまった
夏の暑さにあてられて体調を崩してしまうケースもよくあります。せっかく楽しい予定を入れても、体調不良で参加できなくなってしまえば台無しです。
食生活や寒暖差など、体調を崩しやすくなる要因を見直し、健康的な生活をおくれるように努力しましょう。
コロナに感染してしまった(自分・家族・友人)
自身がコロナにかかってしまい夏を満喫することができなかったケースや、家族や友人が感染してしまい自由に行動できなくなってしまったケースがあります。
誰でも感染の可能性があるため、ある程度仕方がないことではありますが、個人ができる対策(消毒やワクチン接種)や参加するイベントの見極め(主催者側の対策・動員数)などは自己責任でしっかり行いましょう。
虫などに刺されてしまった
海や川、山など自然が多い場所では虫やクラゲなどに刺されてしまうケースがあります。
海に入る時期に気をつけたり、昆虫対策のスプレーを用意するなどの配慮が必要です。
お金・時間が足りずやり残しがあった
2022年の夏休みにやり残したことのアンケート結果が上記の通りです。その理由の大半がお金や時間の不足によるものでした。
夏休みに入る前の段階から、お金や時間の計画をしっかり立てることが大切です。
有意義に時間を活用し、お金を稼ぎたいのであれば「リゾートバイト」や「短期バイト」など比較的高時給とされるアルバイトにチャレンジすることが対策方法と言えます。リゾートバイトは、旅行とアルバイトを同時に実現することもできます。
行きたいイベントが中止になった
少数ではありますが、行きたいイベントが中止になったことで後悔したという意見も見つかります。
こればかりはどうしようもないですが、自分の意思で予定を決定する際に判断軸の1つに「開催の確実性」を踏まえ、大型のイベントなどはその時の状況に応じて中止になるリスクが高いことを覚悟しておきましょう。
行動することを非難された/非難されることを恐れた
旅行や帰省、イベントなどコロナ禍で実現できなかったことが、今年は実現できた方が多かった夏休みだったのではないでしょうか。
ウィズコロナのライフスタイルに人々が順応し、少しずつアクティブに行動する人も増えてきましたが、ネガティブなイメージを持つ人もいます。
夏休みをアクティブに過ごすうえで、「自分がどれだけやりたいことなのか」や「周囲の見え方」、「感染するかもしれないリスク」、「感染した場合のリスク」などを複眼的に考えて、意思決定をする必要があります。自分にとって譲れないポイントなのか、大切な人の意見なので自分が譲歩するのかなど、正解は1人1人違いますが、思考を経た回答を持つことで行動に自信を持つことができます。
番外編!あなたの夏休みの思い出を聞かせてください
最後に、「あなたの夏休みの思い出を聞かせてください」と自由回答でアンケートをした結果をまとめています。具体的にどこに行ったのか・何をしたのかなど詳しい内容を知りたい方は参考にしてください。
最も多い回答となったのは「旅行」に関する思い出です。次いでサークル・部活、ライブ、バイト、帰省、アミューズメント、インターンなどの思い出が多く確認できました。
どのジャンルにも共通して「久しぶりに旧友に会えた」「去年と違ってたくさん遊べた」「大学生になってから初めて○○できた」といった声が多く、1年生〜3年生をコロナ禍で過ごしただからこその意見が多く見られました。
旅行関連
・みんなで猫島に行き、猫と戯れた。海もとても綺麗だったけど、日焼けが辛かった
・タイに行って現地の友達と久しぶりに会えたこと
・大阪に住む兄の家に泊まりに行きました
・佐渡島に行って人のいない広い海を独り占めできたことです
・青春18切符を使って、友人と大阪まで行き、美味しいものをいろいろ食べたこと
・3年前に行った神戸にまた行けたこと!
・大学の友人と川遊びに行きました。 久しぶりに川で泳ぎ思い出に残ってます。
サークル・部活関連
・3年ではじめてサークル合宿ができた
・サークルの合宿に参加できたこと。交流のなかった先輩方とたくさんお話出来たり、ダンスが出来て良かった。
・3年ぶりのサークル夏合宿
・1年次は合宿にいけなかった合宿にいけて、充実した合宿を過ごすことが出来た
・部活漬けの毎日を楽しめた!
ライブ関連
・3年ぶりに開催されたsmtown
・ロックフェス参加したこと!!
・初めてフェスにいった
・推しのLIVEに行ったこと
バイト関連
・リゾートバイトで1ヶ月間住み込みで働いたこと
・アルバイトとでたくさん稼いでほしいものを買った
・初めてのアルバイトで労働の大変さを知った
・アルバイトで月10万円稼いだこと
帰省・地元関連
・高校の同級生に3年ぶりに会えたことが1番の思い出。
・友達とお泊まりしたり、帰省してたくさん遊んだこと
・4年ぶりに帰省できたこと
・実家での帰省で家族と思い出を作れたこと
インターン関連
・インターンで成果を残すことができた
・インターンに沢山行った
アミューズメント関連
・高校の同級生とディズニーランド
・ディズニーリゾートにいけた
・恋人とのディズニー旅行
以上、大学生の夏休みの過ごし方ついて解説しました。ガクセイ協賛は、大学生の意識調査などを全国800大学の学生にアンケートを行なっております。商品やサービスのアンケート、就活やバイトに関する意識調査など、大学生へのアンケート調査をご希望の方はご相談ください。