企業情報

富士通グループの空調メーカーである富士通（FUJITSU GENERAL）は、1936年に設立され、1984年に富士通の傘下に入りました。テレビや冷蔵庫などの製品からは撤退し、現在はエアコンが約90％の売り上げを占めています。無線通信機や車載カメラなどの新しい事業にも参入し、事業の選択と集中により収益と財務を大幅に改善しました。エアコン生産は国内から中国とタイに集中させており、海外市場で高いシェアを持つ中東などの新興国にもビル用マルチエアコンを拡販しています。円高は生産コストに影響しますが、海外収益を考慮するとマイナスとなっています。海外販売は代理店経由が基本であり、2022年には主要株主である富士通が株式売却を意図しています。