大学生活では、勉強や部活以外にさまざまな活動があります。大学生活で楽しみな活動のひとつがサークル活動ではないでしょうか。しかし、入ってみたいサークルがない場合や、自分でサークルを作ってみたい人も多いのではないでしょうか。
本記事では、大学生がサークルをイチから立ち上げる方法を解説します。サークルを自分で立ち上げる経験は、自信がつきますし、大学生活をより有意義なものにするでしょう。将来的にもいろいろな場面で役立つ経験になります。メンバー全員で楽しめるような素敵なサークルを自分の手で作りましょう。
長続きするサークルの作り方
サークルを作ることは一見難しそうにもみえますが、実はそんなに難しいことではありません。実際、サークルは複数人集まりサークルと名乗れば、それだけで十分サークルと言えるのです。
しかし、難しいのはサークルを長続きさせることです。事前準備を行って決め事をしっかり作らないと、潰れてしまう可能性があります。実際、サークルを作ったけれど1年で潰れてしまうことも多く、失敗してしまうこともあります。
大学内のサークルについてリサーチする
サークルを作る際、まず最初に行うべき準備として、大学内のサークルについてリサーチする必要があります。同じジャンルのサークルが大学内にすでに存在するのであれば、学生たちはわざわざ新規のサークルに入る必要がありません。また、カニバリゼーションが起こることも避けたいため、事前調査を行う必要があります。
サークルの種類や目的を決める
次に重要となるのが、サークルの種類や目的を明確にすることです。サークルを立ち上げる理由が明確でなければ、何がしたいのか、何をすれば良いのかわからないため、サークルには人が集まりません。しかし、コンセプトがはっきりしているサークルであれば、新入生の目を引くことができます。組織として不安定にならないためにも、目的を明確にすることは非常に重要です。
創立メンバーを集める
種類や目的が決まったら、創立メンバーを集めましょう。メンバーは通常、大学内で気の合う、趣味の合う友人を誘うのが一般的です。ひとりでは出来ない活動も多く、複数人集まればできることの幅も広がります。最初から大人数になりすぎると、活動がしにくくなるため、ある程度の人数で大丈夫です。
また、メンバーを集める際は、人数よりも志の高さで選びましょう。同じ志であれば、サークルのためにしっかり行動してくれるメンバーも多くなります。長くサークル活動を続けるためにも、創立メンバーを選ぶ際には妥協をしないでください。
顧問を探す・依頼する(必要であれば)
大学のルールにもよりますが、サークルを立ち上げる際に顧問をつける必要がある場合には、顧問を探し、依頼する必要があります。サークルの種類に合わせ適任の顧問を選ぶことでサークル活動を活発に行うことができます。
活動場所を確保する
創立メンバー、顧問が見つかったら次は活動場所の確保です。大学内で活動を行っていくには、学生課に問い合わせをし、空いている部室や教室など場所がないか確認しましょう。活動費を抑えるという意味でも、活動しやすいという意味でも、まずは大学内で場所を確保し、サークル活動を行う許可をもらいましょう。
大学内に活動場所が確保出来ない場合には、市区町村の施設を探してみるのも有効です。比較的安い金額でスペースを確保することができるのではないでしょうか。
サークルの組織構成や運営方法の決め方
活動場所が確保できたら、サークルの組織構成や運営方針を決めましょう。組織構成や運営方法を決めることで組織として同じ方向を向いて活動に取り組むことができます。生産性のある組織構成ができると、チームワークを高めるだけでなく、活動意欲の向上や活発なコミュニケーションも期待できます。
役職を設置する
続いて、役職の設置を行います。必要となる役職は以下のとおりです。
- 部長(会長)
- 会計
- 総務
この3つの役職は、サークル活動を行う上で重要な役割となるため、必ず設置しましょう。部長(会長やサークル長と言うこともある)は、サークル全体の管理・運営を行う最高責任者です。学校側との交渉や、イベントの統括などを行います。
会計はサークル費の徴収や集計、予算の管理や計画等金銭に関する管理を行う役割があります。お金に関することなので負担は大きくなりがちですが、その分やりがいがある業務です。
総務は、非常に幅広く多様な役割があります。しかし、一般的に言えるのは、「サークルが活動しやすいように、環境を整え、サークル活動を円滑に行えるようにする」ために働きます。部長や会計のサポートを行いながら、サークル全体を見ることができる人を総務に置くとサークル活動を充実させることができるのではないでしょうか。
会費を設定する
サークルを運営するには、ある程度の費用がかかります。その費用を賄うのが、メンバーから徴収する会費です。会費の設定を行うには、サークルを運営するにあたって支払いが発生するものを具体的に把握する必要があります。主に以下のようなものが考えられます。
- 施設や設備の使用料
- 用具代や教材代
- その他の雑費
支払いが必要な費用をピックアップしたら、おおまかな金額で計算し、会費を割り出しましょう。会費を高く設定しすぎると、学生の負担になりサークルに加入する人も少なくなります。長くサークル活動を続けるには、会費の設定は重要です。
活動日や内容を詳細に決定する
サークル活動を行なっていく上で、活動日や内容を明確にすることは大切です。活動日に必ずメンバー全員が揃うことが難しくても、できるだけ多くのメンバーで集まり活動を行いたいものです。活動日や内容が曖昧なままではメンバーの活動意欲も減ってしまうため、きちんと決めることで、多くのメンバーと有意義な活動ができるのではないでしょうか。
作ったサークルを申請する方法
サークルの申請をする際、一般的に大学の学生課に申請を行います。申請書類を準備し、必要事項を記載し、サインします。サークルの申請は毎年度必要になるため、忘れずに行いましょう。
サークルを申請するうえでの注意点
サークルの申請を行ううえで、注意しなければいけない点があります。サークルの人数や、部長等の役職がいない場合など、大学によってルールが異なります。申請せずに無届けでも活動は可能ですが、無届けの場合には原則、教室などのスペースを利用することができません。そのため、サークルの申請を行う際には、サークル申請の条件をきちんと把握する必要があります。
認可のサークルである必要はない
サークル活動を行う際、必ず認可のサークルである必要はありません。公認サークルの設立要件を満たしていないサークルでも、届け出さえ済ませていれば、教室などのスペースを利用することが可能です。それだけでも、活動を行っていくうえでは重要なことです。
認可のサークルになる場合には、大学から決められた条件をすべて達成しなければいけません。条件は学校によって異なりますが、「1年間以上の領収証を添付した会計報告があるか」や、「設立するサークル名で学校外での活動実績があるか」なども含まれる場合があります。このような条件がある場合には、設立してすぐのサークルは公認になることは難しいです。
しかし、公認サークルになると、活動費が支給されるというメリットがあるため、生徒の負担が減るだけでなく、活動の幅も広がります。
組織を作ることは貴重な経験となる
大学生がサークルを作ることは、組織をつくる経験ができるため非常にメリットがあります。さらに継続してサークルを運営していくことはとても大変です。自分ひとりだけのことではなく、サークルの仲間たちにも関わってくるため、生半可な覚悟ではできません。
しかし、それでもリスクを受け入れ、仲間たちとサークルを立ち上げることは、あまり体験できることではありません。新規のサークルを立ち上げることは非常に素晴らしい経験になり、自信にもつながります。
うまくいっても、失敗しても、貴重な経験になります。まずは、どのようなサークルに入りたいかやどのようなサークルを作りたいかなど、コンセプトを明確にし、創立メンバーを確保することが、サークル作りの第一歩となります。
新しく、サークルを立ち上げ運営を行っていく際に、一番ネックになるのが活動費用ではないでしょうか。活動費は、あまり高額ではメンバーが集まりにくくなってしまいます。しかし、活動費を安く設定しすぎると運営資金が足りず、あまり充実して活動を行えません。
そのような場合に活用していただきたいのがガクセイ協賛です。ガクセイ協賛は、企業のプロジェクトに協力する代わりに協賛金をうけることができる協賛のプラットフォームです。
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