協賛の基本ポイント5
その前に協賛って何?
寄付と協賛は違います。
テレビ番組やイベント事などで、「スポンサー」という言葉を聞いた事はあるかと思います。協賛という言葉は、企業が特定の番組やイベント•スポーツチームなどにお金や物を提供することを通して、広報活動など様々なマーケティング活動を行うことを意味することが多いですね。
ガクセイ協賛には長年学生様から協賛依頼が沢山くることもあって、今回は学生団体の渉外担当の方ならば最低限理解しておかねばならないポイントをご紹介します。
協賛の基本ポイント その1
協賛企業の企業の本当のニーズを理解しよう。
例えばラーメン屋さんに「私たちの事業は地球の環境を守る素晴らしい活動なんです!だから100万円協賛してください!」と言っても、ラーメン屋さんは「???」となってしまいます。
当然の話ですが、ラーメン屋さんには「お客さんを増やしたい」というニーズがあるハズで、地球の環境を守るという活動と関係がないから、このようになってしまうのです。【AするからBという結果が起こり、その結果お客さんが増える】というロジックを軸に、協賛の提案をすると良いでしょう。
協賛の基本ポイント その2
上記のニーズを満たせるような提案書を作成しよう。
協賛提案の資料も持たずに「スポンサーになりませんか?協賛しませんか?」と言われたら相手はどう思うでしょうか?せっかく相手の時間をいただく訳ですので、円滑なコミュニケーションを図る為にも最低限の提案資料は作成しましょう。
以下最低限、提案資料に盛り込むべき項目です。(ご参考までに。)
● 団体の活動概要
● ターゲット
● 今までの実績
● 協賛してほしい対象イベントや活動の概要
● 今後の活動スケジュール
● 協賛メリット
● 協賛プラン
● お問い合わせ
協賛の基本ポイント その3
リーチ数と成果数は別物
一昔前は、「このイベントに1万人リーチ」集客できるので、○○万円協賛する価値があるという話が広く通用していた時がありました。しかし、どうやら1万人集客できる学生イベント、1万部刷っている学生フリーペーパーにいくら広告を出しても物が思うように売れない、成果が見られないという話をよく聞きます。
勿論企業側にも学生側にも問題があるのでしょうが、 リーチ数だけで自分たちをPRしてしまう事は、その分成果が出なかった時には相手を失望させてしまう可能性があるという点をしっかりと理解しておく必要があります。リーチ数よりも成果数に注目した提案ができると良いでしょう。
協賛の基本ポイント その4
連絡にだらしない、責任感もない渉外担当はNG
大学生であれば、アルバイトをしたり、授業で忙しかったり、朝から飲み会をしたり、楽しい時間を過ごせる時期であることは間違いありません。
しかし、協賛を依頼する企業の稼動時間、稼動スケジュールに合わせられない担当者は企業から見ればNGです。同じ社会人であれば、ビジネスマナー違反と認識され、学生であれば、学生だから仕方ないとはなりません。信用できない学生に企業が協力するハズもないので、せっかくの協力も受けられない事になってしまいます。
協賛の基本ポイント その5
アポイントメントは知り合い経由が一番
大企業の協賛を受ける為に、電話をかけまくったり、メールを送りまくったりする学生団体様をしばしば見受ける事があります。
しかし電話やメールで協賛依頼をしてくる学生さんって、実は山ほどいらっしゃるんです。某アパレル企業様の場合、学生からの協賛依頼は全て無視するようにと指示が全体に共有されている場合もあったります。やはり、大学生であれば、大抵の会社であれば先輩や知人経由で繋がれたりするケースも沢山あると思いますので、迷惑をかけない程度に知り合い経由で提案できればベストです。